日本橋人形町の甘酒横丁を過ぎた緑道の入り口あたりに、歴史と文化の散歩道と題した「人形町浜町散歩」の経路が掲示されています。
ここにある緑道は、右側は新大橋通りまで、左側は久松小学校あたりまで続く、ちょっとした森林浴ができる小路なのです。
散歩道案内板の道を挟んで向かい側の緑道入り口には、弁慶像がにらみをきかせて堂々と立っています。
なお、浜町散歩の出発点となっている鎧橋は、東京証券取引所の側に位置しています。
この近辺には昔、鎧の渡しという渡しがあってこの橋はなかったのだとか。
橋の側には、鎧の渡しにまつわる伝説を紹介したプレートが設置されてあり、そこには平将門が兜と鎧を納めた場所と伝えられている、と書かれてあります。
そういえば、近くに兜神社と言われる神社があり、神社の諸説はまた少し異なるのですけれど、そこでも平将門の兜説が出てきます。
平将門伝説は、大手町の呪いの首塚だけではなかったのですね。
鎧橋から望める日本橋川の風景。海に望むこの川は、日本橋周遊クルーズの運行ルートになっています。
鎧橋から浜町緑道までは、車で5分、徒歩で約15分ほど。散歩道には様々な歴史スポットが点在していますので、お休みの折に、散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
【人形町浜町散歩コース】
鎧橋(鎧の渡し跡)→東京穀物商品取引所→谷崎潤一郎生誕の地→蛎殻銀座跡→甘酒横丁→浜町緑道入り口
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